携帯HP初心者にも分かりやすい、携帯HP作成講座「携帯HP作成の注意点」編。
携帯HPを作成するときには、パソコン用HPとは違う点がいくつかあります。
この注意点を守らないと、自分の考えたとおりにHPが表示されないこともありますので、お気をつけください。
携帯の画面はかなり小さいです。
横に文字がたくさん続くと、途中で改行されてしまって意図した通りのデザインになってくれないことがあります。
そうならないように、適当なところで改行(<br>タグ)をしたり、半角カタカナを使ったりして横の文字数を調整しておきましょう。
なお古い機種では、横に全角8文字まで、という機種もあります。
しかし携帯HPを主に見て回るのは10代〜20代の若者がメインであり、これらの人たちは基本的に携帯も最新機種を使っているので、全角12文字におさえればOKです。
携帯HPでは、半角カタカナを使うことができます。
半角カタカナとは「アイウエオ」というように、文字サイズが半分の文字です。
PCのキーボードの「F8」を押すことで変換できます。
普通パソコン用HPでは、半角カタカナは文字化けの原因となるために、使わないほうが良いとされています。
しかし、携帯HPでは文字数の制限などもあり、むしろ半角カタカナを使うことが推奨されています。
携帯HPでカタカナを使う際には、半角カタカナを使うようにすると良いでしょう。
携帯HPは、パソコン用HP以上にファイルサイズに注意する必要があります。
携帯電話の通信速度が上がっているとはいえ、まだまだパソコンのADSLなどとは比ぶべくもないからです。
たとえばFOMAのパケット通信は受信最大384kbps、送信最大64kbpsですが、ADSLの受信1.5Mbps(≒1500kbps)と比べれば、まだまだ遅いことが分かるでしょう。
また携帯ユーザーの中には、FOMAより古い機種を使っている人も数多くいることを忘れてはなりません。
そうした機種では、さらに通信速度は遅くなります。
HPのファイルサイズが大きいためにサイトがなかなか表示されないと、
ユーザーは簡単にあきらめて次のサイトに移動してしまいます。
そのため携帯HPでは、画像も含めて1ページ10キロバイトくらいのファイルサイズに抑えたいところです。
携帯の機種によっては、必ずしもすべての色を表現できるわけではありません。
たとえば16進数表記で「#330000」と「#220000」の微妙な違いを表現することなどは、あまり期待しない方がよいでしょう。
携帯HP作成にあたっての注意点をいくつか述べてきましたが、携帯画面でどのように表示されるかは実際に見てみないと分からないことが多いです。
なので一般公開する前に必ず、自分の携帯で表示確認を行うようにしましょう。